メニライトを初めて知ったのは、2015年の秋。
好きなアクセサリー作家さんが、
歯固め用の石として探した。と写真をのせてらして、
こんなに白くて雲みたいな鉱石があるのか…と驚いたのを覚えています。
調べてみると、色んな形があるようだったので、
ネットでは買わずに、形と、さわり心地が好みのものに出会えたら、
そうしたら、買うことにしよう。と心に留めたのでした。
メニライト(menilite)は英名で、和名は乳珪石。
(和名、名は体を表す、という感じでいいですよね。)
似た名前の石で、フェアリーストーンがありますが、
名前が似ている割に中身は違って、メニライトはオパールの一種。
珪藻を多く含む、堆積岩の中で形成されるそうです。
湖や川の底で、積もり岩と押し固められ、
その中でこんなふんわりとした真っ白な石が形成されるというのは、
なんとも不思議で、楽しい話だなぁと思います。
フェアリーストーンのように、平たい丸が重なったようなもの、
パーツがいくつか組み合わさったようなもの、
ただまん丸のもの…。
色々あるのですが、
私は丸がいくつか並んだようなものにとても惹かれます。
かわいい、という感想をもう少し奥まで考えてみると、
生き物っぽさが、いいなぁ…と思う大きな要素の一つです。
柔らかそう、動きだしそう、と、
触るときにすごくどきどきしたことを、よく覚えています。
ぜひ一度、どこかで手にして、握ってみてほしい。
触ってみてほしい、と思う石です。
石なので、もちろん固いのですが、
さらさらとした表面と、やわらかいカーブが、
あまり、“柔らかそう”という印象を裏切らず、
すごく不思議な気持ちになるのです。
謎の生物っぽさも相まり、
癒し系だねぇ…と話しかけてしまいそうな…。
私が買ったものは、4cmほどと小ぶりです。
大きいものもありましたが、
このまま小さくなったようなものに、出会いたいなと思っています。
親子のように、並べてみたい。
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