あゆみbooksに行った時、立ち読みしてかなり心惹かれた漫画。
お給料が出たら買おうーと思って我慢したのだけれど、
今日違う本屋さんに行って、どうにも我慢出来ずに買ってしまいました。
田中相さんは、2010年にITANの創刊と共にデビューされた漫画家さん。
「千年万年りんごの子」で、第16回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門新人賞を受賞されています。
現在もITANにて、「LIMBO THE KING」を連載中。(2086年のアメリカが舞台!近未来SFです。)
「地上はポケットの中の庭」は、ジャケ買い…というかタイトル買いだったのですが、
これがまたよかったです。すごく!
庭がテーマな短編集だったので、好みに合っていたというのも大きいかも。
話の説明は苦手なので、それは各々ぐぐって頂くとしまして、
私なりに各話の紹介です。
(どんな庭かで書いてみました。)
5月の庭:日本の男子高校生(学校には内緒でコンビニバイト。園芸部。)の家の庭。
ファトマの第四庭園: インド?トルコ?エジプト?どこかの王家の庭。
盲の王子の為に、香りの豊かな庭。
地上はポケットの中の庭 :英国?イタリア?の庭。
大家族の、いろんな笑顔や思いが飛び交う庭。
ここは僕の庭:彼にとって、家の近くの浜が庭。14年振りに再会の庭。
まばたきはそれから: 女子高生、走る走る。彼女の庭はどこだろう。
あと、おまけ漫画もあり。それもかなり好き。
作者さんの、庭の話や行きたい庭の話。
本編の方は、5月の庭とファトマの~が特に気に入りです。
ここは僕の庭もすごくいいんですがーーー!
(主人公の家族がかなりいい。さらっと書かれているけど相当仲のよい家族。)
植物って、庭って、人って、愛おしいなぁとしみじみ。
読み終わった本を、ぎゅっとしたくなりました。
盛りだくさんで嬉しいです。
カバー裏と、カバー取った表紙裏表紙も見応えたっぷりです。
本体には、カバーの植物たちがシルエットで抜かれて、名前が書いてあります。
「この花〇〇って言うんだー」と勉強になります。
カバー裏はぷち解説。プチというには豪華すぎる様な…素敵解説です。
色々調べていたら、作者さんのHPにあたりました。
textのページをみていたら、色んな書店さん宛に描かれた色紙の画像がーーー!
とっても綺麗で可愛いです。
それぞれの書店さんのある、区や市の花が女の子男の子と絡んでます。かわいい。
好きだなーと思われた方はぜひどうぞ。
どうも、ペーパー付きで販売の書店もあったようです…!いいなぁ。
とってもおすすめです。絵もすごくすき。
コメント